営業ブログ
2020年11月22日
災害とマイホーム

いつ起こるのか予測出来ない大地震や災害から命を守るためにも、そして住まいを守るためにも、
いかに災害に強い家づくりをするのか?ということは、
今の住宅で絶対的に求められる要素となってきます。
もちろんこの点に関しては、多くの住宅会社が様々な対策を講じていっているでしょうし、
弊社でも耐震性能における最高等級であります耐震等級3の住まいを標準的にご提供させていただいております。
また、弊社では省エネルギー性能住宅を標準としているためフラット35を利用する時、
当初10年間は0.25%金利優遇を受けることが出来ます。
これは、余分に費用がかかってしまうことになるのですが、『省令準耐火』を標準的に取得していこうと考えているところです。 地震保険料が半額になるので、一般的な住まいの20%程度になります。
おはようございます。ジンさんです。
とはいえ、耐震等級3を取得することはそう難しいことではなく、
また、単純に耐震等級3が取得出来ればそれだけで安心ということでもないので、
より強い構造体を実現するために、
弊社がプランのご提案において意識していることについてお伝えしたいと思います。
■屋根や壁の重量に注意する
地震などの災害によって倒壊した家の多くは古い家ですが、
古い家の多くは屋根に日本瓦が使われていて、それが非常に重いため、
地震や災害が起こった時に躯体がその重さに耐えられなくなり倒壊してしまいます。
もちろん、今の家は屋根が軽量化されているので、
屋根の重さを原因として倒壊することはないと思いますが、
たとえ新しくても、太陽光発電を設置する場合は
太陽光パネルが設置される家の南側の耐力がなくなりやすいので、
その点にも配慮した上で、間取り設計を行なうようにしています。
■外周面の直下率を高くする
直下率とは、1階と2階で柱や耐力壁の位置が合っている割合です。
この割合が低くなればなるほど、地震に弱い構造となってしまうのですが、
熊本地震で倒壊してしまった新しい家の多くが、この直下率不足(所謂 間崩れ)だったと言われています。
ですから、間取りプランを考える際には、
1階と2階の柱の位置、壁の位置、窓の位置などがなるべくそろうようにしていますし、
間取りを変更する時も、柱や壁の位置を意識しながら修正していくようにしています。
また、2階の南側に設けられるバルコニーなども直下率を低くする原因となりますし、
それに、先程の太陽光パネルの重さも加わると、
よりいっそう地震や災害に弱くなってしまうという事もありますので、
2階にバルコニーをつくらないというプランも増えてきています。
2階にバルコニーを設置するようになったとしても、
バランスが悪くならないような作り方をしています。
■出来るだけ平屋をご提案する
敷地が許すならば、これが一番安心だと思います。
こうすれば、ベランダもいらなくなるし、直下率も関係なくなるし、
間取りの制約だって2階建てに比べるとずいぶんと少なくなります。
また、屋根を軽くしておけば、上からの荷重も限りなく少なくなるので、
よりいっそう地震に強い構造体になります。
これに加えて、外周面に構造用面材を採用すれば、構造強度も安定するし、
断熱欠損もなくなるし、地震が起こったことによる断熱性能の低下も防ぎやすくなるので、
こういった理由からも、出来る限り平屋をオススメさせていただいています。
生活面においても数多くのメリットもありますしね。
ざっくりとしたご説明ですが、弊社では以上のような点に留意しながら、
間取りプランをご提案させていただいています。
ということで、地震や災害に強い家を建てたいとお考えの方、
また、それにプラスしてお洒落で明るくて暮らしやすい家に住みたいとお考えの方は、
いつでもお気軽にご相談いただければと思います。
それでは、、、