社長ブログ
2020年12月10日
興味深い実験

ある実験の話し
子供たちに簡単なパズルを解かせます。
一つのグループには「80%できてたよ。頭がいいね すごいね」と褒めます
一つのグループには何も伝えません
今度は両グループにもう一度パズルを解いてもらうのですが、誰でもできる簡単なパズルとちょっと難易度の高いパズルのどちらかを選択してもらうようにします。
その結果
褒められたグループは難易度の高いパズルを35%選択し、褒められなかったグループは55%選択した
次に更に超困難なパズルを両グループに取り組ませ感想を聞きます。
褒められたグループは褒められていないグループに比べこのパズルを楽しむことができなかった
「このパズル家に持って帰ってやってもいいんだよ」の問いに褒められたグループの大多数は興味を示さなかったそうです
頭がいい、才能がある、優秀と褒められると人間はそこからのマイナス評価を恐れる傾向が強くなり、チャレンジして失敗をすることより、減点にならない課題にしか取り組まなくなる消極的傾向が芽生えるそうです
職場で若い後輩が失敗すると「ダメだな〜」と批判する先輩に実はこのケースが多く、高学歴、もしくはIQが高い人ほど失敗する仕事に取り組まない傾向があるので失敗という減点に「ダメ」という評価を下す人が多いのだそうです。
そして更に実験が続きます。
しばらくしてから今度は両グループに最初と同じレベルの簡単なパズルに取り組ませた結果、褒められたグループは最初よりも解けなくなっていたのだそうです。
心理学的な見解は優秀と褒められることで気分は良くなるけど、失敗を恐れる傾向が強くなり、更に手を抜いてもできるという潜在的な怠惰が芽生え、結果として余計失敗が増え、やる気を失い、無力感に襲われてしまうパターンに陥りやすいとのこと
更に実験が続くのですが続きは次回