社長ブログ
2021年5月13日
1つのクレームから

挨拶が大事だよね
笑顔が大事だよね
靴を揃えよう
自分が使ったコップや食器は自分で洗おう
掃除は真剣に取り組もう
人の話は全身で聴こう
なにかのせいにするのは止めよう
身の回りの整理をしてから帰ろう
こんなところを大事にしているのですが、世の中の多様な価値観の中で「これが絶対」などと思っているわけではありません。
ただ、うちの会社では大切にすべき価値観です。
これら凡事は仕事と直接結びつく事柄ではありませんが、実は顧客満足と深く関わっている。
この凡事を疎かにすることが、すべてのクレームの根源となっているのです。
1つのクレームの原因には29のちょっとしたお客様の不快感があり、その原因には300の我々の甘えや妥協が隠れています。
この300の甘えや妥協が減らない限りは、お客様に必要とされる存在にはなれません。
お客様が会社に求めることは妥協ではなく、徹底です。
とは言っても多少徹底できていない部分は殆どの方が許容してくれるものです。
しかしその許容に甘んじ、妥協が増えるにつれ、信頼を失っていくのです。
自分たちがお客様に求められる存在になるために大切にしなければならない約束が、誰でもできる凡事をみんなで守っていこうということです。
え?
価値を見出せない?
とんでもない!
これこそがお客様に愛され、会社発展に必要な基礎です。
一人でも妥協したら、全員が妥協したと同じに見られます。
会社はチームです。
チーム全体で当たり前はこなした上で、それぞれの個性で不足を補う。
走り込みをやらない仲間に勝とうなんて言われても本気じゃないのは感じてしまうもの。
凡事徹底ができてくると人の本音も透けて見えてくるものです。
あくまで全員じゃなきゃ意味がないのです。
顧客満足のためでもありますが、これを積み上げた自分が最後は一番満足することになるはずです。