社長ブログ

2021年11月1日

生きた選択

もう10年前になりますか

あるお医者さんからお話を伺ったことがあります

 

余命を告げられた人とたくさん関わってきたそのお医者さん

余命を告げられると、残りの時間を大切にしようとする人と投げやりになる人といろんな方がいるという話でした

 

大体の方はあれをやれば良かった、これがやりたかったなど後悔の話をするのだそうです

 

残りの時間を大切にしようとする人は少数のようですが、いまから叶えられることに積極的になるそうです

 

ある女子高生は入院中に先生に好意を抱いたようで「先生、最後に隣で一緒に寝てくれませんか」と言われ、涙を流す彼女と一晩添い寝をしたそうです

 

先生も当然それがルール違反ということは分かっていたわけですが、時間が許す限り一緒に添い寝をしてあげようと思ったそうです

 

「先生わたし幸せです」

その子は余命が告げられるほど、身は死人に近かったが、心は生命に満ちていた

健常者の誰よりも、いまこの瞬間の生命を輝かせている

そう感じたそうです

 

案の定、添い寝が見つかり先生はこっ酷く怒られたそうですが、それからまた同じことを繰り返し、その病院を退職したそうです。

(この先生イケメンだから…)

 

患者さんが、いまを生きようと必死になっている姿を前に「ルール違反だからできない」なんて言えない

逆に生きようとしていない患者さんが薬で生かされている姿を見て、生きた屍に見えたそうです

 

先生は健常者の方に伝えたいそうです

時間を大切にしてください

その時間が少なくなってきて気づくのでは遅いのです

たったいま生きながら屍になっていたらもったいない

生きているこの時間を輝かせてください

やれることたくさんあるはずです

日々の苦労すら、愛おしいと思う患者さんを見てきて、その苦労を粗末に扱うこと自体もったいない…

 

 

実はこの話を聞いた時のメモが出てきて、ブログに掲載しようと思いました。

あれから10年歳を取って、読んでみると以前より増して意味深く感じます。

 

人生は選択の連続です

何を選択するかは全て自分が決めることができます

出来事に対して、後ろ向きに捉えるのか、前向きに捉えるのか、投げやりに取り組むのか、本気で取り組むのか、どの選択をしても自分の人生においては「それが事実という形になる」という意味では全てが正しいのだと思います。

 

ただ、望むことは魂が納得する選択をしたい

全ては自分の手中にあることに喜びを感じています

どんなことが用意されているか分かりませんが、余生が楽しみです

 

 

ちなみにこの先生、いまは開業して町医者としてやられています。

 

 

 

井上 幸治

井上 幸治

( いのうえ こうじ)

担当業務 / 代表取締役担当

故郷 / 岩手県滝沢市

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