社長ブログ
2022年4月17日
Hさんの物語

先日一人暮らし住宅を建ててくださったH様の家に遊びに行きました。
Hさんは会社を経営されていて、用があっていくといつも「話でもしましょうか」と時間を作ってくださいます。
今回はHさんの昔話を聞かせてくれました。
小学校の4年生までいじめれていてね、嫌で嫌でたまらないから強くなることばっかり考えていたら、強くなれたんだよね。
いじめられる人の気持ちが解っているから、自分が強くなってもいじめはしなかったけど、暗い性格だったから 華やかになりたくて 調子に乗ってね、それが周りの癇に障ったみたいで、嫌がられているのが分かったんだよね。
それからは強くて調子に乗らない方がかっこいいと思って気を付けたんだけど、今度は華やかでスポーツができたり、勉強ができる奴がすごくモテて羨ましくって 俺も色々頑張るんだけど、いつも中の上が精一杯。
一番になれないんだよね…
コンプレックスの塊みたいな性格で社会に出て、親の会社を継いだんだけど、うまくいっても一時で大変な時期の方が多かった。
がむしゃらに頑張って来たんだけど、10年くらい経ったころに自分より従業員の方が優れていることもあることに気付いて、自分が頑張るより 周りの人にやってもらった方が会社がうまくいくと思ったんだよね。
そうはいっても優秀な人ってそんなにいなくて、それから暫くは右往左往しながら良い人に巡り逢いたいってずっと思って働いていたんだよね。
そうしたら今うちの役員をやっているKが入ってきて(退職歴が多く、面接で落とそうと思っているところ従業員の押しで とりあえず入れたのだそう)それが優秀でさ、なにを任せてもほぼ完璧にやってくれるんだよね。
ただ彼女の苦手なことが「決断すること」だったから、それは俺がやって、会社の切り盛りは彼女がやって、会社がどんどん良くなっていったんだよね。
気が付けば良い人財の宝庫みたいになって、お陰様で会社に行かなくても回るようになったよ。
自分の人生ってさ、いじめられっ子が始まりで、それがキッカケで鍛えたり、調子に乗ったり、努力したり、諦めたり、色んなことをやってきたけど、結局は良くなりたかったから やってきたんだよね。
良くなりたいから なにかをするわけで、やったらやったで失敗も沢山するけど、それを繰り返すうちに自分ができることとできないことが理解できて、生き方も決まってくる。
経験から生き方をみつけると、もうブレないよね。
俺はこう生きるんだって方向性が決まると楽だよ。
経験や成長なんて言うけど、「優れるため」というより自分の生き方をみつけて‘‘楽‘‘に生きるために必要なんだろうと思うんだよね。
あ、別にそんな楽してるわけじゃないよ
なんだかんだ経営者は常にリスクと隣り合わせで大変だからね…
なんかすごくいいと思ったし、共感したので載せました(^^♪
この「ご縁」は会社を起こしたからこそだよな~
それでは
幸せの、出発点に。
千葉市 工務店
一人暮らし住宅 アレグレホーム