社長ブログ
2020年3月3日
対局

「苦労は買ってでもしろ」
昔は分からなかったけど今は苦労こそ大事だとGACKTが言っていました
とは言っても苦労なんて誰もしたくありませんよね
でもそれと同時に自分を大切にし過ぎることも本質ではないように思う
先日office hanyudaの羽生田さんの話しを聞いた時に思いました
彼は幼少期に重い喘息で特別支援学校に通っていたらしいのですが、その時なんで自分は普通の学校に行けないのか、喘息さえなければ、、、という葛藤をしていたそうです。
そんな中周りを見渡すと自分より重い障害の子供たちが必死に生きている
その子たちは喘息の方がいい、羨ましいと言うのだそうです
喘息は身体を鍛えれば治る可能性がある
でも他の子供たちは障碍と一生共にしなければならない
それに気づいた瞬間 自分は大変ではない 恵まれているのだと思えたのだそうです
その後陸上自衛隊に入隊しました
そこでは2週間近く野外で生活し風呂も食事もままならない環境で過ごす訓練があり 訓練の最中はとにかく風呂に入りたいそうです
そこで初めて布団の有難み 風呂に入れることの幸せに気付いたのだそうです
人生の早い段階で自分の置かれている不利な状態を恵まれているとか有難いとか思えるようになったその後は…
プロのキックボクサーになりました
11等級後遺障害の認定を受けるほどの大事故により 車いす生活を余儀なくされる中 固い意志により大復活
そしてエクステリアのデザイナーの道に進み 受賞回数日本一の快挙を成し遂げるまでになりました
本来であれば決して恵まれている人生には思えませんが 羽生田さんは恵まれていると思っているのです
「苦労は買ってでもしろ」
苦労によって自分の気付いていない世界に気付けるようになる
自分にとって不利に感じることに 実は恵まれていると思えるようになることで明らかに人生の出来事の好き嫌いがなくなっていきます
学校の給食で嫌いな食べ物が出ないか心配するのと同じように人生でも自分の望まないことが起こったらどうしようという不安があるものです
苦労の克服にはその不安や恐怖を払拭できるための要素が含まれているように思います
とはいえ自ら進んで苦労なんてしたくないものです
ならばチャレンジです
チャレンジすれば苦労は付きものですから
「やってみたい」の好奇心を頼りに やってみたいと思ったらすべてチャレンジする という気概を大事にすることが 本当の意味で自分を大切にするということではないかと思います