社長ブログ

2020年6月14日

サンジ旅立つ

サンジ旅立つ

写真は岩手山

一番好きな山です

 

7日の早朝、祖父が旅立ったので帰省してました

大正13年生まれの97歳 井上三治さん(私と一字違い)

子供の頃、預けられていたので世話になった祖父だった

 

亡くなった日の昼時、見知らぬおじいさんが「飯を食わせろ」と言って会社に入って来た

「飲食店じゃないよ」と言っても帰らないので昼食を振舞った

「また遊びに来ていいよ」って言ったら少し涙を流していた顔が印象的だった

 

帰省して親戚が集まって各々祖父の話をしていた

叔父が「爺さま 最後みんなで飯食いたいって言ってたけど叶わなかったな」と話していた

帰省前に会社に来たおじいさんは自分の祖父が身体を借りて来たのだと思った

 

 

田舎の葬儀は変わっていて

通夜→火葬→葬式の順番で行われた

火葬後、生前祖父が家に帰りたいと言っていたと聞いたので葬儀屋さんに無理言って位牌と遺骨を一晩だけ実家に持ち帰った

 

「じいちゃんも帰って来たことだし飲むか~」

遅くまで親戚と飲んだ

 

次の日が葬式だった

朝起きて少し散歩でもしようかと外に出たら「上を見てみろ」と聞こえたような気がした

虹でも出ているのか?と思いながら上を見たが雲しか見えなかった

数歩歩いて実家の切れ目に差し掛かったところで目にした光景に「まさか」と思わず声が出た

 

 

 

 

 

 

サンジ旅立つ

本当に虹が出ていた

家に帰ってこれて良かったと言っているようだった

 

 

葬儀が始まり、坊さんがお経を読んでいるとき祖父の魂が感じられた

正直それまで祖父はどういう想いで生きて来たのか、どういう想いで死んでいったのか、分からなかった

怖い三治、たぬき捕まえて鍋にした三治、無口な三治、頭を撫でるとキレる三治くらいだった。

 

 

人生の過程はもうどうでもいいことだ

いま、まさにすべてが無くなったところだ

しかし、無くならずに残っているものがあった

「家族と思い出」

人生は最後に本当にすべてが無くなるのか、残るものがあるのか、答えが出る

 

一人で涙が止まらなかった

ここにいる血縁は三治の手の上に乗っている命だ

先祖を敬い大切にするということが少し解ったように感じた

 

みんなといい思い出をたくさん創っていこうと思った

 

 

 

 

 

井上 幸治

井上 幸治

( いのうえ こうじ)

担当業務 / 代表取締役担当

故郷 / 岩手県滝沢市

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