広報ブログ
2020年12月26日
なんとなく

私たちは 普段 目に見える世界を中心に生きている
目に見える世界では 何かができる できない 上手い 下手などがはっきり分かる
だから 目に見えたことだけを見て ついつい正しい 正しくないとか 良い 悪いと言ってしまう
しかし 人の心の中は見えない
見えないから よく分からない
自分の心のことですら分からないことがあるもんな
人の心のように 見えない世界は分からないし感じにくいもんだ
しかし 見えない世界を大切にして生きていくことが 天が喜ぶ人生にはとても大事なことだ
見えない世界は 分からない世界
でも 分からないからこそ 自分で感じ取ろうとすることが必要なんだろうな
まずは なんとなく感じることから これが出発点だ
私たちは 親から生まれてきた
そして自分の親も お婆ちゃんから生まれてきた
そのお婆ちゃんは ひい婆ちゃんから ひい婆ちゃんは ひいひい婆ちゃんから というように親から親へと延々とつながって 今がある
このように ずっとずっと命が続いてきたということは なんとなく分かっている
目に見える世界では お父さんやお母さん お爺ちゃんやお婆ちゃんの代までならよく分かるけど その先のことはほとんど分からない
しかし ただ ずっと続いてきた命の結果 自分は生まれてきたんだなぁ ありがたいなぁ となんとなく感じる これが目に見えない世界なんだろうな
なんとなく感じる なんとなくありがたいなぁと思う この感覚
目に見える世界だけを見て生きていると このことがありがたい あのことがありがたい と具体的な出来事だけをとらえて考えるので このことはありがたくない という事柄が出てきてしまう
すべて理屈な世界になってしまう
目に見えない世界に目を向けると なんとなくありがたい という思いが ふっと湧かされるもんだ
ふっとした時に なんとなく思わされる
頭で考えて動くことがほとんどだが たまに なんとなくそうしてしまった なんとなくそれが良いと思って行動したり というようなことがある
そういう時は なぜか物事が流れるように上手くいったり 結果が同じでも心の中の清々しさが違ったりするもの
きっと誰もが感じたことがあるはずだ
この目に見えない なんとなく の世界を昔の日本人は大切に生きてきた
この なんとなく という漠然とした言葉でしか伝えられない世界を なんとなく感じ取ってみる
この目に見えない なんとなく を深めていくことで見えてくる 新しい世界があるんだよな
いい家つくろう
ジャージー斉藤