広報ブログ
2022年10月22日
見えない

私の座右の銘の一つに『得意冷然 失意泰然』がある
これは 得意の絶頂にあるときは有頂天にならずに何事もなかったように平然と構え 失意のどん底にあるときは落ち着いて物事に動じないようにすること
だが 実際にそうすることは容易じゃない
とんとん拍子に出世の階段を上がっていた人が ごく些細な出来事につまずいて階段から転げ落ちることがある
その些細な出来事は 身から出たサビともいえるようなことがほとんどで ちょっと注意していたら避けられるものばかりだ
政界で飛ぶ鳥落とす勢いの人が 失言や政治資金規制法違反や収賄やさまざまな金銭的トラブルなどで あっという間に失脚することは珍しいことじゃない
そこまでの高みに到達するまでには 非凡な才能と努力に加えて 数々の幸運に恵まれていたはず
だが 往々にして幸運の足元は暗く そこにはしばしば大きな落とし穴が仕掛けられている
謙虚な気持ちで注意を怠らなければ そんな落とし穴などすぐに見つけて避けて通ることができるが 幸運に酔ってしまった目にはそれが見えなくなってしまう
どんな出来事にたいしても『そうなりましたか』と一喜一憂せず 冷静な目でありたい
いい家つくろう