広報ブログ

2020年3月11日

勝負

勝負

近所の銭湯

平日の朝ということでお客さんは多くない

のんびりと湯につかりまったり過ごすにはちょうど良い場所である

湯につかるお客さんも

すでに繁殖時期を終えた方々ばかりだ

昆虫だったらとっくに生涯を終えている

露天風呂にどっぷりつかり空を眺める

温泉旅行で湯につかっていると自分に思い込ませ その気になる

優越感からか

いま働いているだろう方々にエールを送る

『労働者の皆様!お仕事ご苦労様です』

壁の向こう側から聞こえる声も

こちら側と同じく繁殖時期をすでに終えていることが想像できた

すっかりその気になっていると

一緒に湯につかる爺ちゃんたちの会話が耳にとどいてくる

『あそこの婆さんが○○の病院に入院した』

とか

『あそこの店 今月で閉めるんだってよ』

とか

近所の話はやめろー

せっかく温泉地気分になっていたのに

妄想が消えちまった

爺ちゃんと同時にサウナ室に入った

汗がジンワリと湧いてくる

さらにドンドン汗がでる

さて出るとするか

だが

同時に入った爺ちゃんに出る気配がない

若者として

爺ちゃんに負ける訳にはいかない

勝負してやる!

爺ちゃんが出てから出ようと決めた

でも爺ちゃんはなかなか出てくれない

時間が経過する

辛い

頼むから爺ちゃん早く出てください

苦しい

お願いだから本当に早くしてください

死んじゃう

だんだんと意識が薄れてくる

耐えきれずサウナを飛び出した

ふらつく足どりでやっと水風呂に入る

なんという爺ちゃんなんだ

あの爺ちゃん 感覚はないのか

根性の塊か

それともこの世のものではない

幽霊だったのか

どれでもいいが とにかく参りました

失礼しました

 

いい家つくろう

ジャージー斉藤

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ジャージー斉藤

ジャージー斉藤

( じゃーじー さいとう)

担当業務 / 広報&営業

故郷 / 千葉県

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