2025/10/04
住宅性能について(深掘り編)
こんにちは!
千葉で一人暮らし専用のガレージハウスやデザイン住宅をプロデュース
しているアレグレホームの水落です。
今回は注文住宅建築の際、特にこだわらないといけない事をお話しさせて頂きます
五回目は住宅性能深掘りについてお話し致します。
1 断熱性能と気密性能(家の温度環境を守る)
断熱性能は、外の暑さ・寒さを家に伝えにくくする性能になります。
気密性能は、隙間からの空気の出入りを防ぐ性能になります。
・断熱等級・・・現行の最高は「等級7」ZEH基準を超えるレベルも登場。
・気密C値・・・1.0以下が目安、0.5以下なら
※重要ポイント
断熱と気密はセットで考えることが重要になります。断熱材だけ良くても、気密が甘ければ効果は半減します。冷暖房費が膨らみ、快適性も落ちます。

2 耐震性能×地盤
なぜ大事?
・地震後に「住みつづけられる」かどうかが生活再建を左右します。
・千葉市や湾岸エリアでは液状化や埋立地リスクが特に高い。
技術背景
・地震力は「建物重量地震動加速度で決まる。
→軽い屋根・軽い仕上げは有利。
・木造住宅の耐震は「壁量・直下率・偏心率」がポイントになります。
数値基準
・耐震等級・・・3が最上位
・直下率・偏心率:数字で示されないと安心できない。
・制震装置・・・繰り返しの地震のダメージ軽減に有効になります。


3 省エネ性能
なぜ重要?
・電気代高騰時代、性能不足の家は30年で数百万円の差がでます。
・国の補助金や住宅ローン控除の対象になります。
※深掘りポイント
・一次エネ等級6を狙う。
・建物性能>設備性能>創エネの順に考える。

4 耐久性とメンテナンス性能
なぜ重要?
・「安く建てたが20年後に修繕費で後悔」が一番多い失敗になります。
※深掘りポイント
・外壁・・・窯業系サイディングは10年ごとに塗装が必要になります。
金属やタイルは30年以上耐久の物もあります。
・屋根・・・ストレートは短命、ガルバリウムや瓦は長期寿命になります。
・バルコニー防水・・・勾配とドレン清掃性まで確認する。

5 音性能(防音・遮音)
なぜ大事?
・睡眠・ストレス・生活に直結する。
ポイント
・外部音→窓が最大の侵入口。
・室内音→トイレ・水回りの音が寝室に響かないか。

まとめ
・家を建てるとき、多くの人はデザインや価格に注目します。
しかし、本当に住んでから効いてくるのは「住宅性能」です。断熱・耐震・耐久・音・空気・湿気これらの性能は、建てた後には簡単に直せません。
デザインは後で変えられるけれど、性能は一生ものになります。
住宅性能「家族の健康」と「家計」と「資産価値」を30年先まで守ります。
・目に見えないけれど、済み始めてから最も効いてくるのが性能になります。
・性能にこだわる=未来に投資すること。
最後までお付き合い頂き有難うございます。
次回は住宅のコストのお話しをさせていただきます。
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