2025/10/11
住宅のコストについて
こんにちは!
千葉で一人暮らし専用のガレージハウスやデザイン住宅をプロデュース
しているアレグレホームの水落です。
今回は注文住宅建築の際、特にこだわらないといけない事をお話しさせて頂きます
六回目は住宅のコストについてお話し致します。
1 家づくりの費用
・家を建てるときの費用は、大きく分けて4つあります。
① 建物本体の費用(約70%)
② 土地代(約20~30%)
③ 付帯工事費(約5~10%)
④ 諸費用(ローン・登記等)(約5~10%)
つまり見積書の「建物価格」は全体の一部になります。
トータルでいくら必要かを早めに把握しておくことが、大切になります。

2 建物のコストの差はどこで生まれる?
① 構造(木造・鉄骨・RC)
② 断熱・気密性能(窓や断熱材の質)
③ 外装・屋根の素材
④ 間取りの形状(凹凸が多くなるほど高くなる)
⑤ 設備グレード(キッチン、お風呂、トイレ、洗面など)
・例えば「オシャレな外観」にこだわり過ぎて凹凸を増やすと、施工手間と材料が増えて30~50万円アップなんてこともあります。
逆に、四角いシンプルな形にするとコストを抑えられます。
家づくりは「見た目+性能+コスト」の3つのバランスが大切になります。
どこに軸を置くかで、家の価値が決まります。

3 土地代が家づくりに与える影響
・建物よりもコントロールしにくいのが「土地の価格」です。千葉県内でもエリアによってこんなに価格差があります。
エリア 坪単価の目安 30坪の土地価格
千葉市中央区 40~70万円 約1200~2100万円
緑区・若葉区 25~50万円 約750~1500万円
匝瑳市・山武市 10~30万円 約300~900万円
土地が高いと、その分登記費や固定資産税も上がります。だからこそ、エリアを少しずらすだけで総額を数百万円下げられることもあります。
「土地選びこそ、家づくりのコスト戦略」なんです。
※意外と多い後からかかる費用
・地盤改良費: 30~100万円
・給排水引き込み: 20~50万円
・外構(フェンス・駐車場):100~200万円
・カーテン・照明・エアコン:80~150万円
・仮住まい・引っ越し費用: 20~50万円
これらを足すと、軽く300~500万円アップすることもあります。
契約前に「本体以外の費用も全部含めた総額」で比較することが大切になります。
コストを上手に抑える3つのコツ
①安く建てるよりムダをなくす
安いだけの家は、後でメンテナンス費がかかります。
必要十分な性能を確保しながら、ムダを削るのが正解です。
②今のコストだけでなく30年後を考える
例えば、断熱性能を上げて光熱費を月5,000円減らせば、30年で180万円の差がうまれます。
「建てる費用+維持費」=本当の家のコストです。
③相見積もりは条件をそろえてから比べる
A社: 建物2,000万+付帯300万円
B社: 建物2,200万(付帯込み)
→数字だけで比べず、中身と総額で見るのがプロの視点になります。

まとめ:安さより「納得感」が大切
家づくりのコストとは、単にお金の話ではなく、自分や家族の暮らしをどうデザインするかの話です。
・性能に投資すれば、将来の安心と快適がてに入ります。
・土地を上手に選べば、総額を無理なく抑えられます。
・見えない費用を把握すれば、後悔のない予算計画ができます。
安く建てるより、納得して建てるほうが長い目で見れば確実に得になります。
住宅のコストは単なる支出ではなく「未来の暮らしをつくる投資」。
・安く建てるより、ムダを省いて満足を残す。
・坪単価より、自分の暮らしに合う価値。
・初期費用より、30年後の安心になります。
この3つを意識して計画すれば、
「建ててよかった」と思える家づくりになります。
最後まで閲覧頂きありがとうございます。
次回は住宅を建てるまでにかかる時間についてお話しさせて頂きます。
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