2025/10/18
住宅がかかるまでにかかる時間
こんにちわ!
千葉で一人暮らし専用のガレージハウスやデザイン住宅をプロデュ―スしている
アレグレホームの水落です。
今回は注文住宅の際、特にこだわらないといけない事をお話しさせて頂きます。
7回目は住宅の建築のかかる時間についてお話しさせて頂きます。
1 はじめになぜ期間が大事なのか
・家づくりをはじめようと思った時、多くの人が最初に気になるのが「完成までどのくらいかかるの?」という疑問です。
「家を建てよう!」と思いたってから、実際に越すまで。
実はこの期間、平均で約1年かかります。
特に注文住宅は自由に決められる分「打合せ」 「審査」 「発注」 「施工」など、一つの段階が丁寧で、
時間を要します。
けれど
焦らず計画的に進めたい人ほど、満足度が高いのも事実です。
今回は、各ステップの期間の目安と、遅れを防ぐコツをお話ししていきます。
📆全体スケジュールのイメージ
フェーズ 主な内容 期間の目安
土地探し 希望エリアの土地を探す 約1~3ヶ月(長い人で半年)
資金計画・事前審査 住宅ローン上限を把握 約2~3週間
間取り・設計打合せ 図面・仕様を決める 約2~3ヶ月
建築確認申請・契約 行政申請・最終見積確定 約1か月
工事着工~上棟 基礎工事~構造体完成 約1~1.5ヶ月
内装・設備工事 内装・水回り・仕上げ 約2~3ヶ月
完成・引渡し 検査・登記・鍵渡し 約1~2週間
🎈 トータル:6~10ヶ月(+土地探し含めると約1年)

🏠 第1章 土地探しで時間がかかる理由
「土地さえ決まれば、あとは早い」と言われますが、
この土地探しが一番の長期戦になることが多いです。
・価格と立地のバランス
・日当たり・道路接道・法規制
・建築条件付きかどうか
・周辺環境やインフラ状況
希望を満たす土地は、100件見て1件あるかどうかになります。
さらに、「気になる土地が出たけど、他の人に買われた」というケースも珍しくありません。
※ ワンポイント
良い土地が出た瞬間に判断できるよう、先に建築会社と資金計画を固めておくのがベストになります。

第2章 設計打合せは「理想」と「現実」の調整期間
間取り・外観・素材・色・・・・・・。
注文住宅の魅力は自由ですが、ここが最も時間を使う工程です。
平均2~3ヶ月かかる理由は、
・家族内の意見調整
・プラン変更による再見積もり
・ショールーム見学・仕様確定と、動く要素が多いからです。
※ 深掘りPOINT
打合せを短縮するコツは、「暮らし方の優先順位」を決めておくことになります。
例えば「動線重視」 「収納多め」 「デザイン優先」など方向性が決まっていると迷わず進められます。

👷第3章 工事期間は4~5ヶ月が目安
構造タイプ 工期の目安 特徴
木造(在来工法) 約4~5ヶ月 最も一般的で柔軟
2×4工法 約3~4ヶ月 工場加工多く短縮しやすい
鉄骨造 約5~6ヶ月 強度高いが工事が長い
さらに季節による影響も大きく、梅雨や真夏、年末年始は工事が止まりやすい時期になります。
※ 現場あるある
雨が続くと基礎打設が1週間延期等や、サッシ納期が遅れや、外構工事1か月ずれるなどあります。
だからこそ、着工前の発注スピードが重要になります。

⏰第4章 よくある「遅延パターン」
遅れる原因 内容 対策
仕様決定の迷い キッチン・床材決めきれない ショールームは早めに予約
建築確認の差し戻し 申請内容の修正指摘 設計士と事前チェック
地盤改良 想定外の軟弱地盤 調査結果はすぐ共有
設備納期 サッシ・住設の欠陥 同等品の候補を事前確保
天候 台風・長雨 余裕ある工程表を組む

📆第5章 スムーズに進めるための段取り術
・📝スケジュール表を共有→施主・営業・現場監督が同じカレンダーを共有する。
・週1ペースの進捗確認 →「次の打ち合わせまでに決めること」を明確にする。
・住設・照明・外構は早めの方向性出し→後半で決めると納期ズレに直結。
※ワンポイント
「完成時期」から逆算して着工月を決めるのが最短ルートになります。
例:来年4月に入居希望→11月には着工→8月までに設計完了。

🌈まとめ 最後に時間をかけた家づくりは愛着が違う
家づくりは、早く建てる事が目的ではありません。
家族が安心して暮らせる未来を形にするプロセスです。
時間をかけて悩み、話し合い、決めていく・・・・・・
その積み重ねが、完成したときの感動につながります。
・全体で6~10ヶ月(+土地探し約3ヶ月)
・設計・仕様の決定スピードが期間を左右
・逆算スケジュールで焦らず進行
・余裕を持って「時間を味方に」することが大切
家づくりは「買う」ではなく「育てる」もの。
今日の一歩が、半年後の笑顔をつくります。
スケジュールに追われるより、理想の暮らし造りをつくりましょう。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
次回は土地の見つけ方のコツをお話しさせていただきます。
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