2025/11/08
住宅性能と設備について

こんにちは!
千葉で一人暮らし専用のガレージハウスやデザイン住宅をプロデュ―スしている
アレグレホームの水落です。
今回は注文住宅の際、特にこだわらないといけない事をお話しさせて頂きます。
10回目の今回は、住宅性能と設備についてお話しさせて頂きます。
知らないと後悔する!「住宅性能」と設備の本当の違い
家づくりを考え始めると、まず目が行くのは
キッチンやお風呂、照明などの“設備”ですよね。
でも実は、それよりも先に考えるべき大切なことがあります。
それが、“住宅性能”。
この違いを知っておくだけで、「住んでからの満足度」がまったく変わります。
1 「住宅性能」ってなに?
簡単に言うと、家の中の環境を守る力のことです。
- 断熱性能:冬でも暖かく、夏でも涼しいか
- 気密性能:すき間風をどれだけ防げるか
- 耐震性能:地震にどれだけ強いか
- 省エネ性能:光熱費をどれだけ抑えられるか
これらは見えない部分ですが、
「冬の朝が寒くない」「エアコンがよく効く」など、
毎日の快適さを支える根っこの部分なんです。

2 「設備」ってなに?
一方で設備は、生活を便利にする部分。
たとえば——
- システムキッチン
- お風呂の乾燥機
- 食洗機やIHコンロ
- 照明やエアコン
これらは“暮らしを便利にする道具です。
でも、10年〜15年たつと、交換や修理が必要になります。

3 どっちを優先すべき?
「性能を先にしっかり作る」のが正解です。
なぜなら、設備は後から替えられるけど、性能は替えられないからです。
例えば
・断熱材を入れ直す
・壁の中のすき間を埋める
こういった工事は後からだととても大変になります。
だからこそ、最初の設計段階で性能を固めておくのがポイントです。

4 設備は「便利さ+メンテナンスのしやすさ」で選ぶ
例えばこんな視点がおすすめ👇
・フィルターが手で簡単に外せる?
・部品交換しやすい?
・修理がすぐ来てもらえるメーカー?
「おしゃれ」よりも「手入れしやすい」方が、
長く住むほどラクになります。
設備は“消耗品”。
だからこそ、後から替えやすいことを優先しましょう。

5 性能が高いと、家事もラクになる
意外かもしれませんが、
断熱・気密がしっかりした家は、洗濯物が早く乾くんです。
湿度が安定しているから、
浴室乾燥機に頼らなくても、
ランドリールームや室内干しでじゅうぶん乾く。
つまり「家事ラク」は設備だけじゃなく、
“性能+間取り設計”の力でつくれるんです。

まとめ:「性能=家の体力、設備=洋服
性能がしっかりしていれば、
どんな設備も本来の力を発揮します。
でも性能が弱いと、
どんな高級設備も“冷暖房費がかかるだけ”になってしまいます。
だからこそ、
家づくりは「見えないところ」から整えることが、
本当の“いい家”をつくる第一歩です。
⭐ 今日のワンポイント
・家の性能は「後から変えにくい」最初にしっかり作ること。
・設備は「交換しやすいもの」を選ぼう。
「最新の設備より、暮らしを支える性能を選ぶ。」
これが、後悔しない家づくりの第一歩です。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
次回は性能編深掘りとして「結露しない家づくりを作るためには?」をお送りいたします。
施工事例はこちらから!









