2026/08/20一人暮らし
第2回「広い家じゃなくても困らなかった理由。」

こんにちは!
千葉県で一人暮らし専用のガレージハウスやデザイン住宅をプロデュースしているアレグレホームの横堀です。
家を建てるなら、できるだけ広い方がいい。
そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。
広いリビングに、たくさんの収納。
来客用の部屋があって、寝室もゆったり。
家づくりを考え始めると、「せっかく建てるなら」と、少しずつ欲しいものが増えていきます。
もちろん、必要な広さは人それぞれです。
家族の人数や暮らし方によっては、広さが必要な場合もあります。
でも、一人暮らしや二人暮らしならどうでしょう。
本当に必要な広さを一つずつ考えてみると、意外と答えはシンプルなのかもしれません。
「いつか使うかも」で部屋をつくっていませんか?
家づくりでは、
「友達が泊まりに来るかもしれない。」
「将来、何かに使うかもしれない。」
「収納は多い方が安心。」
そんな“いつか”を考えることがあります。
もちろん、将来を考えておくことは大切です。
ただ、年に数回しか使わない場所のために、毎日暮らす家を大きくする必要があるのか。
そこは一度考えてみてもいいところです。
例えば、来客があったときだけ使う部屋を一室つくるのではなく、普段は趣味や仕事に使えて、必要なときには泊まれるスペースにする。
一つの場所に、一つの役割だけを持たせない。
そんな考え方をすると、コンパクトな家でもできることは意外とたくさんあります。
「使わない場所」が少ない家
広い家に住んでいても、毎日使う場所は意外と限られています。
リビング。
キッチン。
ダイニング。
洗面。
お風呂。
寝室。
そして、自分の好きな場所。
暮らし方によって違いはありますが、毎日の生活を振り返ってみると、いつも過ごしている場所はそれほど多くないものです。
だからこそ、小さい家では、
「使わない場所をつくらない」
という考え方が大切になります。
廊下を必要以上に長くしない。
なんとなく余ったスペースをつくらない。
部屋数だけを増やさない。
限られた面積を、実際に使う場所へしっかり配分する。
そうすると、家全体はコンパクトでも、普段過ごす場所には必要な広さを確保できます。

距離が近いことも、暮らしやすさになる
コンパクトな家で暮らす魅力は、単純に面積が小さいことではありません。
それぞれの場所が近いことです。
キッチンからダイニングへ。
リビングから洗面へ。
玄関から収納へ。
洗濯する場所から、しまう場所へ。
ほんの数歩の違いでも、それが毎日のことになると意外と大きな差になります。
「あれを取りに行く。」
「これを片付けに行く。」
そんな小さな移動が減るだけでも、暮らしは少しラクになります。
広さを減らすことが目的なのではなく、暮らしの無駄な動きを減らす。
そう考えると、コンパクトな家の見え方も変わってきます。
広く見せるより、「ちゃんと使える」
家づくりでは、「広く見える間取り」という言葉をよく耳にします。
もちろん、視線の抜けや窓の配置によって、実際の面積以上に開放感を感じられる工夫も大切です。
でも、それ以上に大切なのは、
その場所をちゃんと使えること。
例えば、大きなLDKをつくっても、家具を置いたら動線が狭くなってしまう。
収納をたくさんつくっても、使う場所から遠ければ片付けにくい。
数字上は広くても、暮らしに合っていなければ、その広さを活かしきれないことがあります。
反対に、コンパクトでも家具の大きさや動線まで考えて設計すれば、必要な場所をきちんと使える家になります。
「何帖あるか」だけではなく、
「そこで何をするのか」
まで考える。
それが、ちょうどいい家をつくるポイントです。

アレグレホームが考えるのは「必要な広さ」
アレグレホームでは、最初から「○坪の家をつくりましょう」と考えるのではなく、その人がどんな暮らしをしたいのかを大切にしています。
料理をする時間が好きなら、キッチンには少し余裕を。
趣味を楽しみたいなら、その場所はしっかり確保する。
家で仕事をするなら、小さくても集中できるスペースをつくる。
反対に、あまり使わない場所はコンパクトにする。
全部を同じように広くする必要はありません。
必要なところには、必要な広さを。
そのメリハリが、その人にとっての暮らしやすさにつながります。
「広くないと困る」から、「これで十分」へ
家づくりを始めると、どうしても「足りなくならないように」と考えてしまいます。
でも、大切なのは家の大きさではなく、その中でどんな毎日を過ごせるかです。
使わない部屋を増やすより、毎日過ごすリビングを心地よくする。
大きな収納をつくるより、必要な場所に使いやすい収納をつくる。
長い廊下をつくるより、生活動線を短くする。
そうやって一つずつ考えていくと、
「もっと広くしなきゃ。」
と思っていた家が、
「これくらいが、ちょうどいい。」
に変わることがあります。
広い家じゃなくても困らない。
それは、我慢して暮らすという意味ではありません。
自分に必要なものが、ちゃんとある家。
そんな家なら、20坪というコンパクトな住まいも、十分に豊かな暮らしの選択肢になるのではないでしょうか。
次回予告
第3回
「掃除がラクって、想像以上だった。」
家がコンパクトになると変わるのは、広さだけではありません。
掃除する場所、移動する距離、家事にかかる時間。
次回は、住み始めてから実感しやすい「小さい家のラクさ」について考えていきます。
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