2026/09/24一人暮らし
第7回「20坪でも、趣味の場所はつくれる?」

こんにちは!
千葉県で一人暮らし専用のガレージハウスやデザイン住宅をプロデュースしているアレグレホームの横堀です。
「20坪くらいの家だと、趣味の部屋までは難しいですよね?」
コンパクトな家を考えていると、そんなふうに思うかもしれません。
リビング。
キッチン。
寝室。
お風呂や洗面。
収納。
生活に必要な場所を考えていくだけでも、限られた面積はどんどん埋まっていきます。
そうなると、最初に諦めてしまいがちなのが「趣味の場所」です。
でも、一人暮らしの家なら、本当にそうでしょうか。
誰かに合わせて部屋をつくる必要がないからこそ、
自分が好きなことに、思い切って場所を使う。
そんな家づくりができるのも、一人暮らしの注文住宅のおもしろさです。
20坪だから、全部を小さくするわけではない
コンパクト住宅というと、
小さなリビング。
小さな寝室。
小さなキッチン。
小さな収納。
すべてを少しずつ小さくするイメージがあるかもしれません。
でも、それだけが20坪の家のつくり方ではありません。
例えば、
料理が好きならキッチンを少し広くする。
車が好きならガレージを大切にする。
ゲームが好きなら専用スペースをつくる。
本を読むのが好きなら、小さな書斎をつくる。
その代わり、あまり使わない場所はコンパクトにする。
20坪前後の家でも、面積の使い方にメリハリをつければ、趣味を楽しむ場所を計画することはできます。
すべてを平均的につくるのではなく、自分にとって大切な場所を決める。
そこから間取りを考えていく方法もあります。
「趣味部屋」でなくてもいい
趣味の場所というと、6帖くらいの個室を一つ用意するイメージがあるかもしれません。
もちろん、それが必要な趣味もあります。
でも、すべての趣味に一部屋必要なわけではありません。
例えば読書なら、窓際にカウンターと椅子があれば十分かもしれません。
パソコンやゲームなら、2〜3帖程度でも専用スペースはつくれます。
コーヒーが好きなら、キッチンの一角に豆や器具を並べられる場所をつくる。
音楽が好きなら、リビングの一角をお気に入りのスピーカーやレコードのために使う。
「趣味のために何帖必要か」ではなく、「そこで何をしたいか」から考える。
そうすると、限られた面積でもいろいろな可能性が見えてきます。

小さな場所だから、落ち着くこともある
広い趣味部屋が必ず心地いいとは限りません。
デスク。
お気に入りの椅子。
照明。
本。
パソコン。
好きなものが手の届く範囲にある。
そんな小さな空間だからこそ、落ち着くこともあります。
例えば2帖ほどの書斎。
決して広くはありません。
でも、一人で仕事をしたり、本を読んだりするなら、その「こもれる感じ」が心地いいこともあります。
家全体を大きくするのではなく、小さくても自分だけの居場所をつくる。
それだけでも、家で過ごす時間は少し変わります。
リビングだって、趣味の場所になる
趣味を楽しむために、必ず専用室をつくらなければいけないわけでもありません。
例えば映画が好きなら、リビングのテレビや音響にこだわる。
音楽が好きなら、スピーカーを置く場所から間取りを考える。
観葉植物が好きなら、光が入る窓辺を少し広く取る。
犬と暮らすなら、リビングの一角に落ち着ける居場所をつくる。
毎日使う場所に趣味を組み込めば、限られた面積をより有効に使えます。
そして何より、
好きなものが暮らしの中に自然にある。
これは、専用の趣味部屋とはまた違った良さがあります。

「余った場所」に趣味を入れない
注文住宅だからこそ、もう一つ大切にしたいことがあります。
それは、
間取りをつくった最後に、余った場所を趣味スペースにしないこと。
本当に趣味を大切にしたいなら、最初から間取りの条件に入れておく。
例えば、
「車を眺めながら過ごしたい。」
「ゲーム用のデスクを置きたい。」
「休日はコーヒーを淹れてゆっくりしたい。」
「ゴルフ用品をまとめて置きたい。」
そんな具体的な暮らし方を最初に伝える。
すると、
どのくらいのスペースが必要なのか。
どこにつくるのが使いやすいのか。
他の空間と兼用できるのか。
家全体の中で考えることができます。
趣味の場所は、余ったスペースではなく、その人の暮らしをつくる場所。
そう考えると、間取りも変わってきます。
一人暮らしだからできる「面積の使い方」
ファミリー住宅なら、家族それぞれの部屋や収納が必要になります。
子ども部屋。
家族分の収納。
大きめのダイニング。
複数の寝室。
当然、そのための面積が必要です。
一方、一人暮らしの家では、必要な部屋数そのものを少なくできます。
寝室は一つ。
ダイニングも大きすぎなくていい。
収納も、自分が持っている物に合わせればいい。
だからこそ、浮いた面積を
趣味。
ガレージ。
書斎。
大きめのキッチン。
少し贅沢なお風呂。
そんな**「自分にとって価値のある場所」**へ振り分けることができます。
家族向けの間取りをそのまま小さくするのではなく、
一人で暮らすための家を、一人の暮らしから考える。
ここには大きな違いがあります。
アレグレホームが考える「ちょうどいい家」
20坪だから、趣味を諦める。
それでは少しもったいないと思います。
むしろ、コンパクトな家だからこそ、
「自分に必要なものは何だろう。」
と考えることができます。
広いリビングより、ガレージがほしい。
大きな寝室より、書斎がほしい。
客間より、趣味の収納がほしい。
人によって答えは違います。
だからアレグレホームでは、
「一般的にはこうです。」
だけで家を決めるのではなく、
その人が家で何をしたいのか
を大切にしたいと考えています。
注文住宅なら、家に自分を合わせるのではなく、自分の暮らしに家を合わせることができます。
小さい家だから、「好き」を濃くする。
20坪という限られた広さ。
一見すると、できることが少ないように感じるかもしれません。
でも、全部を入れようとしなければいい。
自分に必要のないものを減らして、その分を好きなことに使う。
寝るためだけなら、寝室はコンパクトでもいい。
来客がほとんどないなら、客間はいらないかもしれない。
その代わり、
お気に入りの椅子を置く。
趣味の道具を並べる。
好きな音楽を聴く。
車を眺める。
ゲームに没頭する。
コーヒーをゆっくり淹れる。
そんな時間のための場所をつくる。
それは、家の面積以上に暮らしを豊かにしてくれるかもしれません。
小さい家は、何かを諦めるための家ではありません。
自分に必要なものを選んで、
「好き」を濃くする家。
20坪だからこそ、そんな住まい方もできるのではないでしょうか。
次回予告
第8回
「来客用の部屋、本当に必要?」
「友達や親が泊まりに来たらどうする?」
一人暮らしの家づくりで、意外と悩むのが来客スペースです。
年に数回のために一部屋つくるのか。それとも、普段使う場所に別の役割を持たせるのか。
次回は、限られた20坪を“いつか使うかもしれない場所”にどこまで使うのかについて考えていきます。
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