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2026/10/15一人暮らし

第10回「“小さい家”じゃなく、“ちょうどいい家”だった。」

第10回「“小さい家”じゃなく、“ちょうどいい家”だった。」

こんにちは!
千葉県で一人暮らし専用のガレージハウスやデザイン住宅をプロデュースしているアレグレホームの横堀です。

「20坪の家です。」

最初にそう聞いたとき、

「狭くない?」

と思う人もいるかもしれません。

実際、このシリーズもそこから始まりました。

リビングは十分なのか。

収納は足りるのか。

友達を呼べるのか。

趣味の場所までつくれるのか。

住み始めてから後悔しないのか。

数字だけを見ていると、いろいろな不安が出てきます。

でも、ここまで9回にわたって考えてきたのは、単純に「20坪でも大丈夫」という話ではありません。

大切なのは、

その20坪が、自分の暮らしに合っているかどうか。

家の価値は、広さだけでは決まりません。

広いことと、暮らしやすいことは同じではない

大きな家には、大きな家の魅力があります。

家族が多ければ、部屋数も必要です。

収納するものが多ければ、その分のスペースも必要になります。

人をたくさん招く暮らしなら、大きなLDKが便利かもしれません。

だから、「小さい家の方がいい」という話ではありません。

でも反対に、

広ければ広いほど暮らしやすい、というわけでもありません。

使わない部屋。

長い廊下。

なんとなくつくった収納。

「いつか」のためだけに確保したスペース。

そうした場所が、自分の暮らしに本当に必要なのか。

そこを一つずつ考えていくと、必要な家の大きさは人によって違ってきます。

掃除がラクだった。

第3回では、掃除について考えました。

家がコンパクトなら、掃除する面積も少なくなります。

移動する距離も短い。

家全体を一度に掃除しやすい。

一つひとつは小さな違いです。

でも、それが毎週、毎月、何年も続いていく。

そう考えると、暮らしへの影響は意外と大きなものです。

掃除するための家ではなく、

自分の時間を楽しむための家。

コンパクトな住まいには、そんなメリットもありました。

収納は、多さより「場所」だった。

「小さい家は収納が足りない。」

これも、よくある不安です。

でも第4回で考えたように、収納は単純な帖数だけでは決まりません。

玄関で使うものは玄関へ。

洗面で使うものは洗面へ。

キッチンで使うものはキッチンへ。

使う場所の近くに、必要な量だけ収納する。

そうすれば、大きな収納を一つつくるより、片付けやすくなることもあります。

収納がたくさんある家ではなく、自然に片付く家。

それも、コンパクト住宅だからこそ大切にしたい考え方です。

小さくても、明るくできる。

家の開放感も、坪数だけでは決まりません。

窓から入る光。

庭へ抜ける視線。

天井の高さ。

部屋同士のつながり。

同じ15帖でも、設計によって感じ方は変わります。

コンパクトだからこそ、外からの光が家の奥まで届きやすい場合もあります。

大きく見せるために無理をするのではなく、

その場所に立ったとき、心地よく感じられるか。

そこまで考えてつくることが大切です。

「小さい=安い」でもなかった。

第6回や第9回では、お金についても考えました。

20坪にすれば、すべてが安くなる。

そんな単純な話ではありません。

キッチンも、お風呂も、トイレも必要です。

設備や性能にこだわれば、その分費用もかかります。

でも、必要以上の面積をつくらないことで、

毎日使うキッチン。

お気に入りの照明。

好きな素材。

趣味のスペース。

そんな自分にとって満足度の高い場所へ、予算を使うという考え方ができます。

全部を豪華にするのではなく、

自分にとって大切なところを選ぶ。

これも、小さい家だからこそ見つけやすい価値でした。

趣味も、人を呼ぶことも、諦めなくていい

小さい家だから、

趣味の部屋は無理。

友達は呼べない。

来客用の部屋がつくれない。

そう思う必要もありません。

2〜3帖の小さな趣味スペース。

普段のリビングに好きなものを取り入れる。

小さなテラスで友人とコーヒーを飲む。

普段は自分のために使い、必要なときだけ来客にも使える場所をつくる。

大切なのは、何でも専用の部屋にしないこと。

一つの場所を、暮らしに合わせて柔軟に使う。

そうすれば、限られた20坪でもできることは意外とたくさんあります。

「普通の家」に、自分を合わせなくていい

家づくりを考え始めると、

LDKは何帖。

寝室は何帖。

客間が一つ。

収納はこれくらい。

そんな「一般的な間取り」が気になることがあります。

もちろん、それが自分に合っていれば問題ありません。

でも、一人暮らしなのにファミリー住宅をそのまま小さくする必要はありません。

二人暮らしなのに、使わない部屋を用意する必要もありません。

車が好きなら、ガレージを大切にしていい。

料理が好きなら、キッチンに面積を使っていい。

寝室は寝るだけなら、小さくてもいい。

家に自分の暮らしを合わせるのではなく、自分の暮らしに家を合わせる。

それが、注文住宅のおもしろさだと思います。

アレグレホームが考える「ちょうどいい」

アレグレホームが考える「ちょうどいい家」は、何坪と決まっているわけではありません。

20坪がちょうどいい人もいれば、

25坪がちょうどいい人もいる。

もっと広さが必要な人もいます。

大切なのは、

何人で暮らすのか。

休日はどう過ごすのか。

何を持っているのか。

何が好きなのか。

どんな時間を家で過ごしたいのか。

そこから必要な広さを考えることです。

「大きい方が安心だから。」

「普通はこのくらいだから。」

ではなく、

「自分には、これくらいがいい。」

そう思える家を一緒に見つけていく。

それが、アレグレホームが大切にしたい家づくりです。

“小さい家”じゃなく、“ちょうどいい家”だった。

20坪の家。

数字だけを見れば、確かにコンパクトです。

でも、

掃除がしやすくて。

必要な場所に収納があって。

光が気持ちよく入って。

好きなことを楽しめて。

友達も呼べて。

お気に入りのキッチンや照明があって。

毎日、自分らしく暮らせる。

それなら、暮らし始めてからは、

「小さい家に住んでいる。」

という感覚より、

「自分には、これくらいがちょうどよかった。」

という感覚の方が大きくなるのかもしれません。

家は、広さを競うものではありません。

誰かの家と比べるものでもありません。

自分が帰ってきたときに、

「やっぱり、この家がいいな。」

と思えること。

それが、家づくりで一番大切なことではないでしょうか。

小さいから選ぶ家ではなく、自分にちょうどいいから選ぶ家。

このシリーズが、そんな住まい方を考えるきっかけになれば嬉しく思います。

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